増上寺お献茶式

くみちゃん

2015年04月02日 22:00

今年も増上寺でのお献茶式にお邪魔させて頂きました。
ここ数日生憎の雨が続いておりましたが、この日は清々しいお天気にも恵まれ
桜も丁度満開で絶好のお花見日和でした

爽やかな風が境内を通り過ぎ、桜の花びらがひらひらと・・・・
その美しい光景に思わず酔いしれてじっと佇んでしまっておりました

今年は宗完宗匠のお点前もモニター越しにてじっくりと拝見させて頂きましたし、
薄茶席・立礼席と見事なお茶道具を目にすることが出来、大変貴重な体験をさせて頂きました。
今年もお運びチャレンジ。
昨年よりは少しはましになったと思いますが(いや、そうでありたい!)
やはり緊張してしまい、いろんなところに変な力が入っていた様子。
(夜中・次の日と筋肉痛でじんじんしました(^_^;))


お献茶式のあとは本日よりオープンという増上寺宝物展示室へと伺いました。

徳川家康公没後400年にあたる今年2015年。
その記念すべき年に、家康公によって徳川将軍家の菩提寺と定められ
発展してきた増上寺の本堂地下1階に宝物展示室を開設することになったそうです。


中でも一番に目を引くものが「台徳院殿霊廟模型」だと思います。

展示の中心となるのは、英国ロイヤルコレクション所蔵の「台徳院殿霊廟模型」です。台徳院殿霊廟は二代秀忠公の墓所として、1632年(寛永9年)、三代将軍家光公によって境内南側に造営された壮大な建築群でした。徳川家霊廟の中で最も壮麗とされる日光東照宮のプロトタイプとなった霊廟で、1930年(昭和5年)に国宝に指定されましたが、1945年(昭和20年)5月の戦災により焼失してしまいました。

 この模型は、いまではモノクロ写真でしか往時の姿をしのぶことができない台徳院殿霊廟の主要部分が、10分の1のスケールで製作されたものです。

 1910年(明治43年)ロンドンで開催された日英博覧会に東京市の展示物として出品。博覧会終了後に英国王室へ贈呈され、ロイヤルコレクションの一つとなり、現在まで英国にて大切に保管されてきたものです。



その模型がこの度エリザベス2世女王陛下のご好意により増上寺に長期貸与。
台徳院殿霊廟模型が100年ぶりに里帰りし、修復作業を終え、
本日4月2日から一般公開されました。

成功に作られた模型は圧巻の光景です。
創建当初の職人技、そして100年前にこの模型を製作された方々の技、今回修復に携わった方々の力が集結した芸術品
一見の価値ありの展示品です

そんな素晴らしい展示品を私も初日に拝見することが出来、大変光栄でした。


今回のお献茶式にてのお着物は昨年同様桜色の色無地にて。

昨年(初めて)お伺いした際、お客様もご奉仕の方も「桜」柄のお着物の方が多いように
お見受けいたしましたので、今年は私も桜柄の帯を新調

増上寺お献茶式に伺う際の私の制服(?)になりそうです

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