2015年鞍陵祭の記念品

くみちゃん

2015年04月19日 21:30

本日は上野(あがの)の窯元さんにお邪魔しました。

小堀遠州七窯のひとつである上野焼。
現在は福智山麓に13の窯元があるそうです。
その中の窯元12代を同級生のWくんが継いでいるということで
そちらで今年の鞍陵祭の記念品を皆で作成させて頂いているそう。

私もその記念品作りに初参加させて頂きました

8:30、Mちゃんからお迎えに来て頂き、コンビニでお弁当を購入して窯元さんへ。
高校39回生、懐かしい面々と集いました。


こちらが3Dプリンターで作成した記念品の型

母校の校章入り(プラタナス・鈴懸の木)です。


型にまずは片栗粉が入ったガーゼ袋をトントンし、
そこに適量の土を入れ隙間がないように押し込み、
土台に一旦打ち返して型から外し、針金を両手で持ち
奥から手前に引きながら土台から切り離す。

数日の作業を経て、これが一番早く美しく出来る
皆が試行錯誤してたどり着いた効率良い作業工程とのこと。

私も皆さんに教えて頂きながら作成させて頂きました。

記念すべき(?)私の第1作目で〜す
ちょっと型抜き具合が悪かったかしら?(^_^;) 
まぁ〜初めてでしたのでご愛嬌で


針金でカットした切り口がシャープなので、指を使って角を丸く成形。

裏には「2015鞍陵祭」の押印をします。


この時点で福岡県の銘菓・千鳥饅頭に見えてきた私

ねっ、似てますよねっ(笑)


これを乾燥させる。

その後釉の液に表の部分のみつける。

中指と親指とで握って逆さまにして釉につけましたが
これがなかなか難しかった
指にどんどん釉がついていくし、記念品には指の跡がつくし

窯元のWくん曰く
「そんなに気にしなくていいよ、焼くと少し釉薬が溶けていくから」
とのことでした。

とはいえ、釉液に指をなるべくつけまいとやっぱり頑張ってしまうあまり
かる〜くかる〜く掴んでいたら思わず落っことしそうで
誤って釉液の中に「どぼん」と入水させてしまうんじゃないかとヒヤヒヤの私でした。


そして釉薬を乾かす(風にあたるとすぐに乾き色が変わりました)



う〜〜ん美しい



そしてこの時点で私にはメロンパンに見えてきている・・・・・ぷっ

(どこかのメロンパンの画像、ご参照までに)


そしてこれを焼いて出来上がり・・・となります。
形が変わっていく様はこんな感じ

土を適量にまとめて、成形して、乾かして、(釉につけて)焼く。


上から見るとこんな感じ

段々に小さくなっているのがわかりますでしょうか?

成形後約140〜150gのものが、焼いた後は120gほどになるそうです。

そして出来上がったものがこちら

鞍高カラーの“緑”のなんとも素敵なペーパーウエイトの完成です

旧制中学の皆様には旧制中学の校章入りのペーパーウエイトをご用意。

あ、もちろんこの全行程は一日で終わるはずもなく、
皆さんの数回の作業日を経ての完成品
そして窯元のWくんの多大なるご尽力あってこその完成品です
(Wくん、そしてご家族の皆様ありがとうございます)

それにしてもなんて素敵なお品なのでしょう
こういうオリジナルのものにめちゃくちゃ弱い私

こんな素敵な機会を与えてくださった同窓生の皆さんに感謝です。
皆さんと一日楽しく作業出来たこと、
私にとってもかけがえのない思い出となりそうです。

そして鞍陵祭の記念品、当日お越しいただいた皆様の良い記念となりますように
心から願っております。


記念品作成の後は初めて実行委員会にも顔を出させて頂きました。
明日朝の飛行機で東京に戻るため、私だけちょっと早めにお暇しましたが
(ご迷惑・ご心配おかけしてすみません)
皆さん遅くまでご苦労様でした。
8月頭まで何かとご準備等大変なことと思いますが、体調に気をつけて頑張ってください。

次は鞍陵祭前日準備の際にお会いできればと思いま〜す

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